無我の境地の入り口は“地蔵盆”にあった!?その秘密を探るべく奈良の古寺に潜入取材!

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和尚さん(主催者)へのインタビュー

Q:地蔵盆の由来を教えて下さい。

A:もともと京都で始まった行事であり、8月24日に行われたもので、こどもたちを元気付けるという目的がありました。

 

Q:工夫したことは何ですか?

A:どうやって盛り上げるか色々と考えたんですが、予算もあるのであまりお金を使わず何かしたかったんです。なので、今回は数珠繰りや紙芝居をしました。

 

Q:大念珠繰りは何の儀式ですか?

A:念仏の中に百万遍念仏というものがあって、名前の通り念仏を百万回唱えるというものです。そして、その念仏を唱えた回数を数えるために数珠を使っています。なので、みんなで回数を数えるために大念珠繰りをしています。

 

Q:今後どうしていきたいですか?

A:祖父の代では、毎年の行事として地蔵盆は盛んに行われていました。当時はテレビが世に出たばかりの頃、阿弥陀寺にテレビが置かれ、阿弥陀寺に行けば大人気だった力道山の試合などが見られるようになりました。すると、大人達は力道山の試合に熱中し、こどもたちを放っておいてお寺に集まってしまいました。また、徐々に婦人会の集まりの場になってしまい、こどもたちの幸福を祈るという本来の目的から離れていってしまいました。なので、僕の代では、地蔵盆の本来の目的や地域のつながりを大切にして、この地蔵盆を大きくしていけたらと思います。

 

参加したスタッフさんへのインタビュー

Q:何故、地蔵盆に参加したのですか?

A:森和尚(主催者)から地蔵盆というイベントをやってみないかと言われ、内容がとても楽しそうで、こどもが寺に親しみを持つことも、こどもを育てる上で大切な経験だと思い、参加しようと思いました。それと、もともと保育園の役員をやっていて、こどもたちが楽しむ顔が見たいと思ったのも参加した理由です。

 

Q:やってみて嬉しかったことは?

A:地蔵盆のイベントで、こどもたちが笑ってくれた時が嬉しかったです。

 

Q:数珠繰りはいかがでしたか?

A:初めての体験でしたが、やっていくうちに夢中になれるイベントなので、とても楽しいものだと思います。

 

Q:今後はどうしていきたいですか?

A:参加しているこどもたちは、基本的にスタッフのこどもが多いので、他のこどもにも参加して欲しいと思いました。

 

ジョッピーさんへのインタビュー

Q:プロフィールを教えて下さい。

A:北海道出身で、現在は奈良市内に住んでいます。仕事は生命保険の会社に勤めています。本名は淨土浩幸(じょうどひろゆき)と言いまして、先祖が浄土宗のお坊さんでした。「ジョッピー」の名前の由来ですが、紙芝居でどういった名前を名乗ろうかと、あるお坊さんに相談しました。覚えてもらいやすい名前が良いからと、「何とかピー」にして、「淨土」の「淨」を使って「ジョッピー」と、名前を付けてくれました。

 

Q:紙芝居を始めたきっかけは?

A:昔、ボランティアで町内清掃をしていて、

それに参加していたお母さんが図書館から紙芝居を借りて朗読していたのをこどもたちが興味深く聞いていたので、自分もやってみようと思ったのがきっかけでした。

 

Q:紙芝居の良いところは?

A:小さいこどもも含めて、みんなが笑って楽しめるところが素敵だと思います。

 

Q:紙芝居で苦労したことは?

A:独学で紙芝居を始めたので、最初は失敗の連続でなかなかお客さんが集まりませんでした。

でも、紙芝居をやっていくうちに上達していき、今では弟子の「ロッキー高田」さんと分業して、面白い話を作れるようになりました。

 

Q:紙芝居は何作品くらいありますか?

A:10作品くらいありますが、全てオリジナルです。

 

Q:主にどこでされていますか?

A:奈良や大阪などの近畿を中心に活動しています。また、仲間と「国境なき紙芝居団」を結成して、昨年は台湾に行ってきました。来年はフランスに行きますよ。

 

Q:次の目標は?

A:みんなが笑う楽しい紙芝居はそんなに難しくなく、涙を流すほど感動するお話はすごく難しいですが、次の作品で挑戦したいと思います。

 

参加した保護者へのインタビュー

Q:地蔵盆に参加した感想は?

A:こどもが参加するイベントが減ってきているので、こどもが学べ、楽しめるイベントは良いと思います。

 

Q:今日のプログラムはいかがでしたか?

A:紙芝居も数珠繰りもとても楽しめたし、何よりもこどもが楽しんでいたので、とても良かったです。

 

Q:地域のつながりはいかがですか?

A:町内会の参加者も昔と比べて減っているし、地域のつながりは少なくなっているように感じます。