◆そして堂々の第1位は
総火演のクライマックス
(ざわつき指数100)
栄えある1位は、もちろん総火演のクライマックスでもあるこのシーン。多くのメディアがよく報じているのがこれだ。まあ当然と言えば当然かな。
どういう経緯でこんな凄まじい爆撃になったのか。
前述のとおり、後段演習では「島嶼部に対する攻撃への対応」がストーリー仕立てで行われる。その流れを軽く振り返って紹介したほうが分かりやすいかもしれないな。
▼敵国の部隊が島に接近中!
敵部隊の情報収集活動を行って警戒にあたっていたところ、どうやら相手はこちらの島を侵攻すべくどんどん近づいてきている模様。
島の守りについていた陸上自衛隊が、海上・航空自衛隊と連携。迫りくる敵艦隊・敵航空部隊の侵攻を水際で一掃すべく、陸・海・空からの攻撃を繰り返した。
▼こちらの攻撃をかいくぐり、島に侵攻してきやがった・・SOS!!
でも大丈夫。我らが自衛隊、次の手はちゃんと打っている。日本本土に配備された部隊は既に島に向かっている状況。もうじき味方の攻撃部隊が上陸との知らせが入る(機動展開)。
島の各所へ上陸した敵部隊から島を奪回すべく、ここから自衛隊の総力を挙げた攻撃が展開されるのだった。
遠距離火力・近距離火力・対空火力・戦闘ヘリ・戦車など、まさに総力戦での敵部隊鎮圧が次々行われ、かなり形勢がこちらに傾いてきた。戦車部隊への突撃命令も下され、いよいよ完全奪回・制圧へと乗り出す。

※戦車隊が突撃開始!

※すごい数の戦車が一斉になだれ込み、総攻撃をかける

※物凄い音が近づいてきたと思ったら、空から大群の戦闘ヘリが!
すべてのヘリ戦力も加え、戦果拡張のための最後のダメ押し攻撃が実行される。
前方に一列になった戦車部隊が、発煙弾を一斉に撃つ!空中で発煙弾が破裂し、まるで花火のような閃光をともなう爆発が起こる。
無事に島嶼部奪回に成功!!
これこそが総火演のクライマックスシーンなのである。
会場の興奮もマックス、来場者全員が拍手喝さい!
“ざわつきランキング”で2位に大差をつけたことも納得であろう。