急に舞い込んだ取材先、“大阪オートメッセ”。
大阪オートメッセとは、毎年2月ごろに大阪・南港で開かれる車のカスタマイズを中心としたモーターショー。大手メーカーの新型の車や最先端の技術が搭載された車も展示されている。事前にカスタマイズや最先端の自動運転について調べたが、何を目的に開かれているのか、僕自身ではイマイチ理解できなかった。
※調べると、大阪オートメッセは毎年20万人を動員、そして20年以上続くイベントとのこと、、、行ってみようかな…。
大阪オートメッセ2019
車の知識や理解について今のところ全く分からない状態ですが、せっかく来たんですから、毎年3日間で約20万人を動員するオートメッセの魅力、そしてカスタムの魅力や楽しさをきっちり伝えられるようにしたいです!
取材スタート!
2月10日、午前10時ごろ、開催地であるインテックス大阪に到着。
すると入口には軽く1万人を超えるほどの行列が!中に入るとスポーツカーのエンジンデモの音が、いまにも走り出しそうなぐらいの音にとても興奮した。
次に各クルマのブースに入ることになった。しかし、スポーツカーなどが派手にカスタムされていたが、残念ながら僕はそんなに興味が沸かなかった。
➡まずは恒例の名刺交換
クルマのカスタムってどんなもの?
担当の人にインタビュー
植草 正拓さん(60歳)
一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)に勤務。
NAPACは自動車のアフターパーツを扱う企業の団体で会員企業は約160社。
植草さん曰く
カスタムの楽しみって自分好みの車に仕上げていくところに楽しみがあります。ノーマルの車は乗る人の大多数がある程度満足できる造りになっているんですけど、それでは満足出来ない人達が、自分の求めるものを目指してパーツを着けたり、交換したりします。
ホイールやバンパーといった見た目の為のパーツもあれば、スポーツマフラーって言われる音を変えるパーツ、アクセルコントローラーっていうエンジンレスポンスを設定するものやサスペンションなどの走行性能を変えるパーツなど色々なものがあります。
かかる費用は、一概には言えないですが、高いものだとスワロフスキーを貼るカスタムで数千万円っていうものもあります。期間に関しても、売っているパーツを交換するだけのすぐに出来るものから、古い車を再生する“レストア”では2、3年という長いスパンで行うものまでありますね。
カスタムを行う人達の層は、30代後半から60代くらいで、最近は国内よりも海外にシフトしていっているように感じますね。これからは若い人達にも、もっとカスタムをしていって欲しんですけどね。カスタム自体、趣味嗜好の部分になるので、言い方が悪いですが、あってもなくてもいいんですね。でも、車をただの移動手段と捉えるのではなく、自分でハンドルを握って、運転したい!自己主張をしたい!という人達がカスタムカーの文化を支えていってくれると思うので、そういった方々が増えていってくれたら良いなと思っています。
➡ステキな笑顔で応えてくれてます。
でも、正直僕らには内容がむずかしすぎて・・・
➡お話を聞いて「カスタムとは何か」を必死に理解しようとしますが・・・。
今回取材して、カスタムのイメージが変わった気がします。僕は「カスタム」と聞いたら、軽自動車にライトとかを付けている人たちのイメージしかなかったけど、カスタムの世界はお金持ち&余裕のある人が自分好みの車を作っていくという、とても深みのある世界だと思いました。
インタビューが終わり、4名のこども記者みんなでたくさんの新しいブースを回ったが、ここで気が付いたことがいくつかあったので書きたいと思います。
1.年配の方が多い
2.車好きな人とそうでない人の温度差が激しい
3.フードやホビーも充実していた
4.ゲームの体験がある
クルマのゲームの体験などがあることは知っていたが、意外にもいきなり来た僕らは参加できないらしく・・・残念でした。。
大手自動車メーカーのブースはとても広くスペースが取られていて、相当なお金がかかっているような作りに驚きました。たくさんあるブースの中でも、タミヤのラジコンカーグランプリが開催されている場所があり、個人的には見ていて一番熱中していました。
➡レーサーを囲んでのトークイベントもありました。
➡こんなステージイベントも。
この後、音楽アーティストも続々と登場して会場を盛り上げてました。
➡ところどころにカメラ小僧のような人々が集まっている場所あり。
よくわかりませんがウチのおとな編集部もじっと見つめていました(笑
取材を終えて
僕は今回、大阪オートメッセを取材して、正直カスタムの世界には興味が沸かなかったけど、外観だけでなく、性能にも細かいこだわりがあり、それをカスタムで実現することによって趣味をガチでやっている非常に深い世界なんだと知れてよかったです。
また、オートメッセというイベントそのものにも感じたことがありました。カスタム以外にも、レーサーやアーティスト、ホビー、フードを用意することで、今年約20万人ものお客さんを動員するイベントになっているのが分かりました。
しかし、このイベントの最大目的は、「カスタム」なので、興味のある人・ない人で壁ができている気がします。実際にお客さんを見ていて、興味のある人は楽しそうだったけど、付き添いで来ていた人は遠くから見ていた気がします。それに男性はブース、女性・子供はホビーやフードに分かれていました。ブースに集まっていた男性の中でも、クルマを見ている人もいれば、モデルの女の子をひたすら撮っているカメラ小僧みたいな人もいて、「皆が皆カスタム目的ではない!」ということを実感しました。
僕はカスタムにもモデルの女の子にも興味がなかったので、ただただ疲れました(笑)
ここで、このイベントに僕中学生から提案があります!!
今回オートメッセに行ってみて、興味のある人とそうでない人での温度差が激しかったので、一般の人でも“車のたのしさ”“カスタムのたのしさ”が分かるような体験コーナー(中学生でも参加できるような)を作ったらいいんじゃない?
そうすることで、客層が変わってもっともっと楽しいイベントになると思いました。
➡ありがとうございました!