伝統の中で、「新しい山」を目指す!舞台に立ち続ける落語家 桂三幸 独占インタビュー

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はじめは、「落語」について、作り方や、披露の仕方など普段は聞けないことを色々質問させていただきます。

Q 落語家として一番楽しい時って何ですか?
A 今のところまだ無いなあ・・
強いて言えば、「ウケたとき」。僕の場合、自分で作ることが多いから、ウケた時は、「あー受け入れられたんだな」って思う。
でもやっぱり、売れないとアカンと思う。売れて有名にならないと、、、。

Q 本当面白かったです!テレビとかで見たことある落語って古典ばっかりなんで、古めかしいイメージみたいなのがまったくなくてびっくりしてました!

A 古典落語とは全然違うと思う。僕みたいなやり方はいいも悪いも少数派。
ただ絶対わかるようにしてるんです。トリッキーやけど一応ちゃんとはしてますよ。それを心がけてるんでね。

Q トリッキーやけど、起承転結を。

A 絶対にそうですね。それはちゃんと。できたらハッピーエンドがいいですね。名前にも幸せってついてるし。この前した話は僕あれゴルフ場で、ゴルフやって風呂入ろうと思ったところに、知らん社長がおって。ゴルフ場で働いてる、若いやつに「よう働いてんな。」って声かけてたんですよ。ほんで、あれこれヘッドハンティングされるんとちゃう?、って思ってこれネタにいいなって思ってそういうとこから徐々に…みたいな感じですよ。

Q じゃあ、いつのタイミングでネタが下りてくるかわからないんですね。

A まあそうですね。そのときじゃなくてもあとから思い返してみたいなんもあるし、なんやこれって思うのもありますしね。だからいっぱいノートに書いてるんですよ。メモとかEvernoteっていうアプリに落としてます。なかなか使えないんですけどね。いっぱいありすぎて。

くー3

→こうして三幸さんのトリッキーな落語はできていきます

Q 話す内容をお客さんを見て変えることはあるんですか。

A あります。まあ僕はあんまりないんですけどね、その日のネタの調子とかを見るので。

Q ネタの調子…?

A 冷めんかなみたいな。サッカー選手でも本田でも外すことあるじゃないですか。そんな風な。僕はよく過去のネタを持ってくるんですよ。そしたら、一軍のネタが嫉妬する。「今日おれちゃうの?!スタンバイしとったのに!」ってね。まあそんなン言われたらこっちも焦るんですけどいつもおんなじことしてるとマンネリ化するんでね。ネタも生き物やからね。なるべくそっちで選ぶけど、お年寄りの前でね、あんなトリッキーなことはできないから。やることもあるけど、たまにはね。

Q 若いお客さんの時は結構トリッキーに。

A そうですね(笑)。

Q そういうネタとかって、自分が面白いと思うまで改良していくのですか?それとも周りの評価とかで変えるんですか?

A 他人は関係ないですね。自分だけで。一人で考えることもあるし、だれか後輩読んで話聞いてもらうこともある。しゃべりながらのほうが出るので楽なんですけど。まあ絞り出して作ることが勉強になるので、人にアドバイスもらって楽しないで欲しいと先輩が言ってました。

Q 1度舞台で話してから変えるみたいなこともあるんですか?

A あります。ウケへんかったら変えるんでね。まああんまり変えないようにはしてるんです。それはしんすけさんが漫才であんま変えんほうがいいって、最初作ったままで変えたほうがウケんくなるみたいなの言ってたんで。今はそれが正解かどうかはわかんないですけどね。

Q 落語を作るときにこれだけはしないでおこう、みたいな気を付けてることはあるんですか?

A なるべくほかの人と被らないようにすることですね。できるだけ調べて。ほかのネタとかと被らんように、かな。

Q 独自性を大事にしてるんですね。

A ゆるいですけど、僕は。もっと厳しいとことかもあると思いますけど。面白かったらええ、と思ってるんで。

Q 自分で面白くする練習みたいなのはされるんですか?

A しないです。練習自体あまりしないんで、僕は。自己ベストを出し続けてたらいいだけです、人生は。これからは練習しようと思いますが・・・。

Q 話を伝えるときに噛まないために気を付けてることとかあるんですか?

A 滑舌が落ちてちょっと噛みやすくはなってきてるんやけど。僕が噛まないのは、覚えてないからです。結婚式の司会とかが噛むのは覚えてるからですよ、決まったセリフをね。自分で考えたセリフやったら噛まないです。ほんとは落語は1回腹にセリフを入れんと。全部覚えて、そっから崩すんですよ、自分の落語は自分で作ったし、何回かやってるうちに自然と覚えてるんですよ。だから僕は噛むことほとんどないですね。40なったからか滑舌やらいろいろは落ちてるけどね(笑)。

Q ご自分の創作落語の中で得意なネタとかあるんですか?

A ありますよ。これはウケややすいとか、外しにくいとかありますよ。

Q じゃあそういうネタとかのほうがやる頻度は高いんですか?

A 最近は増えてきましたね。若い時はやらないようにしてたんですけど。最近は逆にやったろ、って思って。舞台ではずっと同じこと言ってるんですよ。そうしようと思って。こっちが飽きるから変えてしまうんですけど。おんなじお客さんとかも何人もいらっしゃるけど、気にせずやったろって思って。美味しいラーメン屋は味が変わらないし、その味を求めにお客様も来られるので。早く看板のラーメンを作りたいです。

Q 安定の面白さをみたいな感じですか・

A まあ落語は何回同じの見ても面白いからね。まあそれを目指してます。

今まで知らなかった「落語」が色々と見えてきました!